親知らず抜歯後の飲酒はだめ?親知らずを抜く当日の流れ・注意点|伊豆歯科|名古屋市北区の歯医者

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親知らず抜歯後の飲酒はだめ?親知らずを抜く当日の流れ・注意点


親知らずの抜歯を検討している方・控えている方は、どのような流れで処置が進むのか、抜歯後にしてはいけないことは何なのかなど、疑問や不安に感じることが多いかと思います。


特にお酒が好きな方は、抜歯後の飲酒の可否は知っておきたいことでしょう。そこで今回は、親知らずを抜く当日の流れや抜歯後の注意点などについて、名古屋市北区の伊豆歯科が詳しく解説します。


■親知らずを抜く当日の流れ


親知らず抜歯の当日は、次の流れで進行します。


【STEP1】体調の確認

親知らずの抜歯をする日は、まず患者様の体調を確認します。親知らずの抜歯では、歯ぐきをメスで切開したり、顎の骨を削ったりする処置が必要となることもあるため、当日は万全の体調で迎えるようにしましょう。


高血圧症や糖尿病などを患っていて当日の体調が優れない場合は、そのことを正確に伝えることが大切です。体調が悪いまま親知らずの抜歯を実施すると、深刻なトラブルを招く恐れがあります。


【STEP2】局所麻酔

親知らずの抜歯では、はじめに局所麻酔を施します。比較的抜きやすい親知らずであれば、浸潤麻酔(しんじゅんますい)で対応しますが、難症例の親知らずでは、体への負担が大きな侵襲性の高い処置を必要とするため、伝達麻酔を行うことも珍しくありません。


浸潤麻酔は、一般的な歯科麻酔で、多くのむし歯治療でも使用されています。伝達麻酔は、より太い神経を上流の方で麻痺させるため、麻酔効果も強くなっています。どちらを選択するかは、事前の検査・診断の段階でわかります。


【STEP3】歯ぐきの切開・骨の切削

親知らずが半分埋まっているなど、正常に生えていないケースでは、そのまま抜歯するのが難しい場合があります。こうした親知らずでは、歯ぐきをメスで切開し、骨を切削するなどして抜歯しやすい環境を整えます。必要に応じて、親知らずをいくつかに分割することもあります。


【STEP4】親知らずの抜歯

顎の骨に埋まっている親知らずを挺子(ていし)というドライバーのような器具で脱臼させます。続いて鉗子(かんし)というペンチのような器具で抜き取ります。


【STEP5】抜歯窩の洗浄と止血

親知らずを抜いた後の穴(抜歯窩)をきれいに洗浄した上で、歯ぐきの縫合を行います。治療から30分程度は、ガーゼを噛んで止血します。


【STEP6】帰宅

一般的な親知らずの抜歯では、処置が完了したら、そのまま帰宅することができます。


■親知らずの抜歯後の注意点


親知らずを抜歯した当日は、以下の点に注意しなければなりません。


【注意点1】お酒は飲まない

お酒は、全身の血流を良くするため、親知らずの抜歯のような外科処置の直後に飲むのは控えましょう。せっかく縫合して止血した傷口が開いてしまうなどのトラブルを招くことがありますので、親知らずを抜歯した当日はお酒を飲むのは控えましょう。


【注意点2】激しい運動はしない

ランニングやスポーツなどの運動も飲酒と同様、傷口が開く原因となります。親知らずを抜歯した当日はもちろん、1週間程度は控えるのがいいでしょう。


【注意点3】熱い湯船には浸からない

親知らずを抜いた当日は、軽くシャワーを浴びる程度にとどめてください。熱い湯船に浸かると、全身の血行が良くなって、再出血を招くおそれがあります。


【注意点4】患部に負担のかからない食事

親知らずを抜いた後は、相応の痛みや腫れ、噛みにくさを感じます。その状態で普段通りの食事をとるのは難しいため、あまり噛まずに飲み込めるお粥やリゾット、スープがおすすめです。また、患部に強い刺激が加わらないよう、熱いものや冷たいもの、辛いものも控えるのがおすすめです。


【注意点5】歯みがきはやさしく丁寧に行う

親知らずを抜いたその日も歯みがきは必要です。患部を避ける形でやさしく丁寧に歯みがきをして、口腔内を清潔に保ちましょう。


【注意点6】うがいは軽めに行う

親知らずを抜いた穴には、血餅(けっぺい)と呼ばれるかさぶたが形成されます。抜歯した当日にブクブクうがいを繰り返し行うと、この血餅が剥がれて傷の治りが遅れてしまうことも。

深刻なケースでは、顎の骨が露出するドライソケットを発症することから、親知らずを抜いたその日は、うがいを軽めに行うようにしましょう。


【注意点7】処方された薬剤は指示通りに服用する

親知らずの抜歯後には、痛み止め、腫れ止め、抗菌薬などが処方されますので、これらは歯科医師の指示通りに服用してください。痛み止めや腫れ止めは症状に応じて飲めば良いのですが、抗菌薬は処方された分をしっかり飲み切ることが大切です。


■難症例の親知らずにも対応しています


今回は、親知らずの抜歯の流れや抜歯後の注意点について解説しました。名古屋市北区の伊豆歯科では、経験豊富な院長が処置を行いますので、親知らずの症状に悩まされている方はぜひご相談ください。

患者様の症状にもよりますが、基本的には入院が不要で、即日対応することも可能です。


伊豆歯科
歯科医師
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