痛みを抑えるためのレーザー治療
当院の院長は、自身が痛い思いをした経験から、歯周病治療においても痛みを感じないよう細心の注意を払っています。たとえば歯ぐきのはれている部分に触れると痛みを感じやすいので、まずは薬や歯科用レーザーによってはれを落ち着かせます。はれが引いてから歯石などを取り除く処置をおこなうことで、痛みが和らぎます。
歯周ポケット内の歯石をとる
超音波スケーラー
歯冠部と歯周ポケットの中についている歯石は、超音波スケーラーによる微細な振動ではがし、粉砕します。超音波スケーラーのおかげで、取りにくい歯周ポケット内の汚れもきれいに除去できるようになりました。治療時間が短くなり、痛みなく処置をおこなうことができます。
治療内容
スケーリング
スケーラーという専用の器具を使って歯石やバイオフィルム(歯垢)を除去します。歯石や歯垢は歯周病菌が増える温床となりますが、毎日のブラッシングなどでは取り切れず、蓄積してしまいます。このためプロによる処置が欠かせません。
SRP
スケーリングが終わった後、歯根や歯面の汚れを取り、なめらかにみがき上げるルートプレーニングという処置を併せておこないます。ルート(歯根部)をプレーニング(平らに)するという意味で、汚れの付着を防止しますので、歯周病予防効果が高まります。
再生療法(リグロス)
歯槽骨を再生させる薬剤を用い、歯を支えている組織を回復させる治療法です。歯周ポケットが6mmを超えるような重度の歯周病に適合されます。抜歯を回避する最終手段として位置づけられています。
外科処置
歯周ポケットの深さが4mmを超えるような深刻なケースは、フラップ手術と呼ばれる外科処置をおこなうことがあります。歯肉を切開し、歯根についた歯石を直接目で見て確認できるので、隈なく取り除くことができます。
エアフロー
微細な食塩の粒子を歯の表面に吹き付けることで、歯周ポケット内などに付着した汚れを落とす治療法です。歯垢や歯石などの汚れだけでなく、ステインによる着色汚れにも効果的なため歯の白さも取り戻すことができます。